2020年08月09日
「罪と罰」
「罪と罰」
19世紀後半のロシア文学を代表する作家ドストエフスキーの長編小説「罪と罰」を舞台化。
罪を犯した主人公の心理に迫り、当時のロシアの貧困、格差社会への絶望と怒り、
さらには罪を犯すことへの宗教的・哲学的な問い掛けが世界中に影響を与えた名著。
「正義のためなら人を殺す権利がある」。
人類普遍のテーマに挑む衝撃のサスペンス。
ロシア文学の金字塔を三浦春馬、大島優子、麻実れい、勝村政信ほか豪華俳優陣で舞台化。
上演台本と演出を担当したのは、
名門ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどでキャリアを積み上げ、
幅広い分野で活躍するフィリップ・ブリーン。
2015年には三浦が出演した「地獄のオルフェウス」、
2017年には「欲望という名の電車」で演出し、日本の観客たちを魅了した名演出家。
原作/フョードル・ドストエフスキー
上演台本・演出/フィリップ・ブリーン
翻訳/木内宏昌
美術・衣裳/マックス・ジョーンズ
照明/勝柴次朗
音楽/パディ・カニーン
音響/長野朋美
ヘアメイク/佐藤裕子
アソシエイト・デザイナー/ルース・ホール
衣裳補/桜井麗
美術助手/原田愛
演出助手/桐山知也
通訳/時田曜子
舞台監督/幸光順平
(収録)2019年1月17日/東京 Bunkamuraシアターコクーン
(CAST)
ラスコリニコフ/三浦春馬
ソーニャ/大島優子
ラズミーヒン/松田慎也
ドゥーニャ/南沢奈央
プリヘーリヤ/立石涼子
カテリーナ/麻実れい
スヴィドリガイロフ/山路和弘
ポルフィーリ/勝村政信
真那胡敬二、冨岡弘、塩田朋子、粟野史浩、瑞木健太郎、深見由真、奥田一平、
<ミュージシャン>
大熊ワタル(クラリネット)
秦コータロー(アコーディオン)
新倉瞳(チェロ)
(内容)
舞台はロシアのサンクトペテルブルク。
貧しいが頭脳明晰な青年ラスコリニコフは、自分が特別な人間で、
人類が救われるならば法を犯す権利があるという理論を持っていた。
そして強欲な質店の老婆を殺害し、
奪った金を世の中のため役立てようと企てていた。
そんな中、彼は貧しい退職官吏と、その後妻カテリーナに出会い、
質入れで得た金をすべて渡してしまう。
ラスコリニコフはついに老婆を殺害するが、
偶然居合わせた老婆の妹まで殺してしまう。
罪の意識に苦しみ、寝込んだ彼を親友のラズミーヒン、
妹ドゥーニャや母プリヘーリヤは心配する。
一方、国家捜査官のポルフィーリや、謎の男スヴィドリガイロフに
ラスコリニコフは追い詰められていく。
そして退職官吏の娘で、娼婦のソーニャの生き方に心を打たれた彼は、
彼女にある告白をする。
「罪と罰」カオスのような1幕で始まり怒濤のように物語が進んでいく
三浦春馬さんをはじめ大島優子さんや麻美れいさんの迫真の演技に惹き込まれ
3時間20分があっという間に過ぎていきました
WOWOWでの、三浦春馬さん、立石涼子さんの追悼再放送で「罪と罰」を観ましたが
本当に素晴らしい舞台だったので劇場で生で観たかった・・・
三浦春馬さんのラスコリニコフ本当に圧倒されました
膨大な台詞量に呑まれることなく見事にラスコリニコフを演じていて
三浦さんの演技力の凄さは知っていたつもりでしたが
今までに感じていた以上に繊細で凄みのある演技に感動しました
三浦春馬さんの舞台をもう観ることは出来ない
本当に心から残念でなりません
三浦春馬さん、立石涼子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます
bookwwwbook at 06:04│Comments(0)│舞台